バレンタインより雪かきのほうが大変だった件
2月14日、世間はチョコとかバレンタインとかで浮かれているが、こちらは朝6時から玄関前の雪と格闘していた。
今日がバレンタインだと気づいたのは、スマホの通知で「チョコ特集」が流れてきたからだ。そのとき私は長靴を履いて、雪かきスコップを両手で握っていた。
夜中に降ったらしく、朝起きたら玄関前が膝くらいの高さまで積もっていた。北海道の2月なんてこんなもんで、バレンタインだろうがなんだろうが雪は降る。容赦ない。
雪かきという名の朝活
雪かきって、やりはじめると不思議と没頭できる。「ここをきれいにしたら次はここ」という単純作業のループが心地いい。瞑想に近いかもしれない。いや、全然近くないか。とにかく体が温まる。
1時間かけてひと通り終わらせて、玄関に戻ったとき「あ、そういえば今日バレンタインか」と思い出した。別に誰かからチョコをもらうわけでもないし、自分で何か買うつもりもなかったんだけど、なんとなく「何か甘いもの食べようかな」という気持ちになった。
コンビニで選んだのは
近くのコンビニに行ったら、入口から入ってすぐのところが完全にバレンタイン仕様になっていた。チョコが山積み、ハート型のパッケージ、限定デザインの箱。なかなかの圧力だ。
でも私が手に取ったのは肉まんだった。レジ横の「本日のおすすめ」棚に並んでいた、ピザ肉まん。160円。
体が冷えているときに甘いものよりも、あったかくて塩気のあるものが欲しくなる。これは本能だと思う。バレンタインの甘い空気に逆らうつもりはなかったけれど、体の声は正直だった。
肉まん、最高だった。チョコは来年でいい。
家に帰ってから、温かいコーヒーと一緒に肉まんを食べた。窓の外はまだ雪景色で、今日の雪かきの成果がきれいに並んでいた。悪くない朝だと思った。
チョコじゃなくて肉まんを選んでしまった2月14日の記録。来年もきっとこんな感じだと思う。