「闘武祭・本戦」 ◆ 二日目の朝 二日目—— 闘技場は——昨日以上の人で溢れていた。 「今日から本戦だろ!?」 「絶対見逃せねえ!」 「席、取れるかな!?」 グラニたちは——早めに席を確保していた。 「今日は——どんな試合があるんだろうね」 フェズが——ワクワクしていた。 「予選を勝ち抜いたチームが戦いますわ」 チーが——説明した。 「つまり——強者同士の対決ですの」 ◆ 来賓席 一方——闘技場の来賓席。 各大陸の代表者や有力者たちが——最前列に座っていた。 アルダ軍軍隊長——傷を押して見学に来ていた。 隣には——副官が控えている。 そして——後ろには、荷物持ちとしてパイルとナッドの姿があった。 「グリーン殿、素晴らしい大会ですな」 バルモラの大商人が——グリーンに声をかけた。 「あっはっは〜、楽しんでもらえてるかな〜?」 「ええ。商機の匂いがしますよ」 軍隊長は——他の大陸関係者に挨拶をしていた。 「アルダ軍の軍隊長です」 「ああ、噂のアルダ軍の。傷の具合はいかがですかな」 ファーニアの関係者が——社交辞令を交わした。 そして——後ろに控えるパイルとナッドに気づいた。 「……なぜ奴隷がここにいるのです?」 レクト・マーシンの鋭い声が——響いた。 「来賓席は——それなりの身分の者が座る場所ですが」 「ご不快をおかけして申し訳ない」 軍隊長が——頭を下げた。 「私の傷の手当てを——彼らに任せておりまして」 「医療の付き添いとして——ご容赦いただけないでしょうか」 レクトは——眉をひそめたが。 「……医療の付き添いであれば、仕方ありませんな」 渋々——認めた。 パイルとナッドは——無言で俯いていた。 ◆ 本戦開始 「皆さ〜ん、おはようございます〜!」 グリーンの声が響いた。 「いよいよ——本戦の開始だ〜!」 観客席が——沸き立った。 「本戦トーナメントの組み合わせは——こちら〜!」 グリーンが——大きなボードを掲げた。 ◆ 本戦トーナメント発表 「それでは——本戦トーナメントの組み合わせを発表〜!」 グリーンが——大きなボードを掲げた。 「試合A:チーム1(ゴルド&レクト) vs チーム10(モブA)」 「試合B:チーム3(リーシア&オーガ) vs チーム4(ツインボーン)」 「試合C:チーム2(ボルガ) vs チーム5(ヴォルグ&学生)」 「試合D:チーム7(ゼロス&トール) vs チーム22(モブB)」 観客席が——沸き立った。 「リーシアとオーガ——ツインボーンと当たるのか!」 「ボルガ vs ヴォルグ……イグナとステリアの対決!」 「これは熱い!」 ◆ 試合A:特別チーム vs モブA 「それでは——本戦、開始〜!」 「試合A! チーム1 vs チーム10!」 闘技場に——二つのチームが立った。 ゴルドとレクト。 そして——五人のモブ冒険者チーム。 「……また俺たちか」 ゴルドが——溜息をついた。 「さっさと終わらせよう」 レクトも——杖を構えた。 モブチームは——昨日の試合を見て対策を練っていた。 「落ち着け……! あいつらは動かないはずだ……!」 「散開して隙を突く……!」 「始め!」 ゴングが鳴った。 モブチームは——散開した。 彼らも——昨日よりいい武器を選んでいた。 「あいつ——『雷鳴の剣』を持ってるぞ!」 「あっちは——ファーの店の上級杖だ!」 観客席が——ざわめいた。 「囲め! 挟み撃ちだ!」 五人が——左右から攻撃を仕掛ける。 だが—— 今日のゴルドとレクトは——少しだけ違った。 「……行くぞ」 「ああ」 二人が——同時に動いた。 ゴルドが——前衛に突っ込む。 レクトが——後衛を魔法で封じる。 「——拘束」 「がはっ!!」 連携——とまではいかないが。 昨日よりは——息が合っていた。 「チーム1、勝利〜!」 三秒で——終わった。 観客席が——沸いた。 「連携してる……!」 「昨日より速くなってないか!?」 「あの二人——成長してるぞ……!」 ◆ グラニの興奮 グラニは——興奮していた。 「すごい……! 昨日より速かった……!」 「二人とも——少しずつ協力してるみたい……!」 「成長というやつですわね」 チーが——微笑んだ。 来賓席では—— 軍隊長が——じっと試合を見ていた。 (あの二人——まだ本気ではない) (だが——本気を出したら、どうなる……?) ◆ 試合B:リーシア&オーガ vs ツインボーン 「試合B! チーム3 vs チーム4!」 「これは——注目の一戦ですね!」 ヘイタが——興奮して叫んだ。 先生も——解説席で微笑んでいた。 「若者同士の対決ですわ。どちらも才能がありますの」 闘技場に——両チームが立った。 リーシアとオーガ。 そして——ツインボーン、レインとシエル。 「二人か……」 オーガが——拳を鳴らした。 「今度こそ——俺が先に仕留める」 「ちょっと待ちなさい」 リーシアが——制止した。 「昨日言ったでしょ? 作戦を考えなさいって」 「作戦?」 「あの二人——言葉なしで連携する。だから——」 リーシアが——オーガの耳元で囁いた。 「……なるほど」 オーガが——にやりと笑った。 「面白いじゃないか」 ◆ 激突 リーシアは——今日は別の杖を選んでいた。 『雷撃の杖』——電撃属性に特化した攻撃型の杖だ。 「今日は攻めていくわよ」 リーシアが——杖を構えた。 オーガは——素手だった。 だが、その拳には——『炎纏いの手甲』が装着されていた。 「おや〜? オーガ選手、今日は武器を使っていますね〜」 ヘイタが——驚いた。 「昨日の試合で——武器の有効性を学んだのでしょうね」 先生が——微笑んだ。 「二人とも——武器を変えて臨んでいますわ。成長していますわね」 「始め!」 ゴングが鳴った。 オーガが——飛び出した。 『炎纏いの手甲』が——赤く光る。 「俺が先に——」 だが——今日は違った。 オーガは——レインを無視して、シエルに向かった。 「なっ——!?」 レインが——驚いた。 「魔法使いの方から——潰す!」 オーガの拳が——シエルを狙う。 「——風壁!」 シエルが——風で防ぐ。 だが—— 「——氷槍!」 リーシアの魔法が——レインを狙っていた。 「くっ……!」 レインが——回避する。 シエルを助けに行けない。 「作戦通りよ!」 リーシアが——叫んだ。 「二人を分断する!」 ◆ 連携の勝負 ツインボーンは——心で繋がっている。 だが——距離が離れると、連携が弱くなる。 リーシアは——それを見抜いていた。 「オーガ! シエルを押さえて!」 「分かってる!」 オーガが——シエルに迫る。 シエルは——風魔法で距離を取る。 だが—— 「逃がさねぇ!」 オーガの闘気が——風を切り裂いた。 「なっ……!」 シエルが——怯んだ。 その隙に—— 「——雷撃!」 リーシアの魔法が——シエルに直撃した。 「ぐあっ!!」 シエルが——吹き飛ぶ。 「シエル!」 レインが——叫んだ。 だが—— リーシアが——レインの前に立ちはだかっていた。 「行かせないわよ」 ◆ 決着 レインとリーシアが——対峙する。 「……お前、やるな」 レインが——初めて感情を見せた。 「ありがとう。でも——負けないわ」 リーシアが——杖を構えた。 同時に—— オーガが——シエルにトドメの一撃を放った。 「終わりだ!」 「ぐはっ!!」 シエルが——戦闘不能になった。 レインは——一人になった。 「……俺一人か」 レインが——剣を構えた。 「だが——まだ負けてない」 「二対一よ」 リーシアが——微笑んだ。 「諦めなさい」 「——断る」 レインが——突進した。 剣が——リーシアを狙う。 だが—— 「遅い」 オーガが——横から拳を放った。 「がはっ!!」 レインが——吹き飛んだ。 「チーム3、勝利〜!」 グリーンの声が響いた。 観客席が——爆発した。 リーシアとオーガは——笑い合っていた。 ◆ 試合C:ボルガ vs ヴォルグ 「試合C! チーム2 vs チーム5!」 「イグナの武神派 vs ステリアの部族長!」 闘技場に——巨漢たちが立った。 ボルガ・フレイム——武神派の幹部。 ヴォルグ・ハウル——ステリアの部族長。 「……久しぶりだな、ボルガ」 「ああ。今度こそ——俺が勝つ」 「やってみろ」 「始め!」 ゴングが鳴った。 ボルガは——巨大な鉄槌を構えていた。 『炎獄の大槌』——振り下ろすたびに地面が燃え上がる伝説の武器。 「おや〜、ボルガ選手が武器を……珍しいですね」 ヘイタが——驚いた。 「あの鉄槌——『炎獄の大槌』ですわ」 先生が——目を細めた。 「触れた場所を炎で焼き尽くす——恐ろしい武器ですの」 ヴォルグは——爪に『獣爪の鉄輪』をつけていた。 二人が——同時に動いた。 「おおおおおおお!!」 ボルガの鉄槌が——振り下ろされる。 地面が——爆発した。 炎が——噴き上がる。 「ぐっ……!」 ヴォルグが——横に跳んだ。 だが——炎が追ってくる。 「逃がさん!」 ボルガが——鉄槌を横に薙ぐ。 炎の波が——ヴォルグを襲う。 「——甘いな!」 ヴォルグが——炎の中を突き抜けた。 爪が——ボルガの腕を掠める。 「ぐ……やるな」 「お前の武器は——重すぎる」 「だから——隙がある」 ヴォルグが——笑った。 「面白い」 ボルガも——笑い返した。 ◆ 決着 「——終わりにしよう」 ボルガが——闘気を高めた。 『炎獄の大槌』が——赤く輝く。 「炎獄——全開だ」 鉄槌を——天高く掲げる。 「面白い」 ヴォルグも——獣の力を解放した。 「鉄の牙——見せてやる」 二人が——最後の一撃に向かった。 ボルガが——鉄槌を振り下ろす。 ヴォルグが——真正面から突っ込む。 激突—— 爆発—— 煙が——立ち込めた。 「……どっちが勝った……!?」 煙が晴れると—— ボルガが——立っていた。 ヴォルグは——地面に膝をついていた。 「チーム2、勝利〜!」 歓声が——上がった。 ◆ 戦士の友情 ボルガは——ヴォルグに手を差し出した。 「……いい勝負だった」 「ああ……次は——俺が勝つ」 ヴォルグは——その手を握って立ち上がった。 二人は——笑い合った。 戦士同士の——友情だった。 マルクとニナは——感動していた。 「部族長……」 「負けたけど……かっこいい……」 ◆ 試合D:ゼロス vs モブB 「試合D! チーム7 vs チーム22!」 ゼロス・ヴォイドと——トールのチーム。 対するは——モブ冒険者チーム。波乱を起こしたチームだ。 「あのチーム、リラ・サントスに勝ったんだよな」 「油断できないぞ」 だが—— ゼロスは——静かに杖を構えた。 漆黒の杖——『深淵の杖』。 闇を宿し——使い手の精神を蝕む禁忌の武器。 「あれは——まさか……」 先生が——目を見開いた。 「『深淵の杖』……! 使い手を暴走させる危険な遺物ですわ……!」 「なぜあんなものを……!?」 ゼロスの周囲に——黒い靄が漂い始めた。 「……終わらせよう」 「始め!」 ゴングが鳴った。 ゼロスが——『深淵の杖』を一振りした。 「——深淵」 闇が——敵チームを飲み込んだ。 「う……あ……」 「なんだ……この闇……」 モブ冒険者たちが——次々と崩れ落ちる。 精神を——闇に侵食されたのだ。 トールは——何もできなかった。 「え……もう終わり……?」 「終わりだ」 ゼロスは——静かに杖を下ろした。 だが——その目には、わずかに狂気の光があった。 「チーム7、勝利〜!」 観客席が——ざわめいた。 「ゼロス・ヴォイド……恐ろしい……」 「あの杖——危険すぎる……」 「あれが魔神派の重鎮か……」 「ボルガと同レベルの怪物だ……」 ◆ 準決勝へ 「これで——本戦1回戦、終了〜!」 グリーンが——叫んだ。 「準決勝の組み合わせは——」 「準決勝①:チーム1(ゴルド&レクト) vs チーム3(リーシア&オーガ)!」 「準決勝②:チーム2(ボルガ) vs チーム7(ゼロス)!」 観客席が——沸き立った。 「ゴルドとレクト——リーシアたちと当たるのか!」 「ボルガ vs ゼロス……武神派 vs 魔神派!」 「これは——熱い展開だな!」 ◆ 休憩時間——パイルとナッド 休憩時間—— グラニたちは——売店で飲み物を買っていた。 「すごい試合ばっかりだね……!」 「ほんとですわ……」 その時—— 「あ……グラニ」 「パイル! ナッド!」 パイルとナッドが——通路を歩いてきた。 軍隊長の荷物を——持っている。 「来てたんだ!」 「ああ……軍隊長の荷物持ちでな……」 パイルが——苦笑した。 「来賓席は——息が詰まる」 「さっきも——『なぜ奴隷がいる』って言われたし……」 ナッドが——俯いた。 「……気にするんじゃない」 パイルが——ナッドの肩を叩いた。 「俺たちは——俺たちだ」 「……うん」 グラニは——二人を見た。 「試合、一緒に見る?」 「いや……軍隊長が待ってる」 パイルが——首を振った。 「でも——ありがとな、グラニ」 「また後で!」 「ああ」 二人は——来賓席の方へ戻っていった。 「……パイルさんたち、大変そうですわね」 チーが——呟いた。 「でも——荷物持ちって、良いお仕事ですわよね」 「え……?」 「だって——重い物を持てるってことは、力持ちだってことですもの」 「……チー、そういう話じゃない気がする……」 フェズが——苦笑した。 ◆ 準決勝①:特別チーム vs リーシア&オーガ 「準決勝①! チーム1 vs チーム3!」 闘技場に——ゴルドとレクト、リーシアとオーガが立った。 「……若者か。いい目をしている」 「負けませんよ!」 「始め!」 ゴングが鳴った。 ◆ 世代対決 オーガが——飛び出した。 「俺が行く!」 オーガの両腕には——『重圧の腕輪』が輝いていた。 重力を操り——拳の重さを何倍にも増す装備だ。 「——重圧拳!」 ゴルドに向かって——拳を振り上げる。 床が——軋んだ。 周囲の空気が——歪む。 「すごい重圧……!」 観客席が——ざわめいた。 だが—— ゴルドは——片腕で受け止めた。 「なっ——!」 重力を纏った拳を——片腕で。 「若いな」 ゴルドは——表情を変えなかった。 「だが——悪くない」 ゴルドが——オーガを押し返した。 「くっ……!」 同時に—— リーシアが——魔法を放った。 「——陽光の矢!」 レクトが——杖を振った。 「——消失」 灼熱の矢が——掻き消えた。 「えっ……!?」 「魔法の制御——まだまだだな」 レクトが——反撃の魔法を放つ。 「——翠根雷」 地面から——緑色の雷が根のように這い上がった。 大地と雷の融合——レクト独自の魔法だ。 「なっ……! 下から……!?」 緑の雷が——リーシアの足元から絡みつく。 「きゃあ!!」 リーシアが——吹き飛ばされた。 「リーシア!」 オーガが——叫んだ。 ◆ 古豪の本気 「……俺たちも——そろそろ本気を出すか」 ゴルドが——呟いた。 「そうだな」 レクトも——頷いた。 二人の空気が——変わった。 闘気と魔力が——高まっていく。 「う……うあ……」 観客席から——悲鳴が上がった。 「な、なんだこの圧力……!」 「立ってられない……!」 グラニも——震えていた。 (これが……本気……!) 軍隊長も——目を見開いた。 (すごい……これほどとは……) 「行くぞ」 ゴルドとレクトが——同時に動いた。 今度は——連携していた。 ゴルドの闘気が——オーガを押さえ込む。 レクトの魔法が——リーシアを封じる。 「くっ……動けない……!」 「私も……!」 二人は——完全に抑え込まれていた。 ◆ 敗北、しかし 「……終わりだ」 ゴルドとレクトが——最後の一撃を放とうとした。 その時—— 「——まだだ!」 オーガが——闘気を爆発させた。 「俺は——諦めない!」 ゴルドの拘束を——振り払う。 「なっ——!」 「今よ!」 リーシアも——魔力を振り絞った。 「——陽炎の障壁!」 太陽の熱を宿した壁が——レクトとの間に出現する。 「……やるな」 ゴルドが——笑った。 「だが——」 ゴルドが——消えた。 「えっ——」 次の瞬間—— オーガの背後に、ゴルドがいた。 「——これで終わりだ」 「がはっ!!」 オーガが——吹き飛んだ。 同時に—— レクトの魔法が——リーシアを貫いた。 「ぐあっ!!」 「チーム1、勝利〜!」 リーシアとオーガは——その背中を見つめた。 ◆ 準決勝②:武神派 vs 魔神派 「準決勝②! チーム2 vs チーム7!」 「武神派 vs 魔神派——イグナの宿命の対決!」 闘技場に——二人の古豪が立った。 ボルガ・フレイム——武神派の幹部。 ゼロス・ヴォイド——魔神派の重鎮。 「……久しぶりに——本気を出すか」 ボルガが——笑った。 「私もだ」 ゼロスも——薄く笑った。 トールは——ゼロスの後ろで緊張していた。 「俺……何をすれば……」 「見ていろ」 ゼロスが——言った。 「これが——派閥の戦いだ」 ◆ 派閥対決 「始め!」 ゴングが鳴った。 ボルガが——突進した。 「俺の拳を——受けてみろ!」 炎をまとった拳が——ゼロスを襲う。 だが—— 「——喰らう闇」 ゼロスの魔法が——ボルガの拳を飲み込んだ。 「なっ——!」 拳の炎が——闇に喰われていく。 「武の力は——強い。だが——」 ゼロスが——杖を振った。 「——深淵の魔法の前では無力だ」 黒い靄が——ボルガを包んだ。 「ぐっ……!」 ボルガが——動きを止められた。 だが—— 「甘いな」 ボルガの体が——赤く発光した。 「炎の拳——限界解放!」 爆発的な闘気が——黒い霧を吹き飛ばした。 「なんと……!」 ゼロスが——驚いた。 「武の力を——甘く見るなよ」 ボルガが——再び突進した。 ◆ 最後の激突 二人の激闘が——続いた。 ボルガの炎。 ゼロスの虚無。 二つの力が——激突する。 闘技場が——揺れる。 観客席から——悲鳴が上がる。 「すげえ……!」 「これが派閥対決か……!」 最後—— 二人が——同時に最大の力を放った。 「おおおおおおおおおおおおお!!!」 「くたばれ!」 爆発。 煙。 そして—— ボルガが——立っていた。 ゼロスは——地面に倒れていた。 「チーム2、勝利〜!」 観客席が——爆発した。 「ボルガが勝った!」 「武神派 vs 魔神派——武神派の勝利!」 ◆ 決勝戦へ 「これで——決勝の組み合わせが決まった〜!」 グリーンが——叫んだ。 「チーム1(ゴルド&レクト) vs チーム2(ボルガ)!」 「古豪同士の激突——決勝戦だ〜!」 観客席から——歓声が上がった。 「これが——最高の決勝だ!」 「ゴルドとレクト——ボルガに勝てるのか!?」 「見逃せない……!」 グラニも——興奮していた。 「決勝……! 絶対見る……!」 グリーンは——にやりと笑った。 「決勝戦は——明日!」 「お楽しみに〜!」 ——次回へ続く