部屋の模様替えを3時間でやめた理由
「気分転換に部屋を変えよう」と思い立ってから3時間後、私は疲れ果てて元の配置に戻していた。
急に思い立って部屋の模様替えをしようとした。理由は特にない。なんとなく「変化が欲しいな」という感覚だけで動き始めた。
最初の1時間:構想
まず間取り図を描いた。紙に部屋の形を書いて、家具の配置を考える。これが楽しくて、「ベッドをここに、机をこっちに、棚はあそこ」と脳内ではすでに完璧なレイアウトが出来上がっていた。
この段階が一番楽しい。まだ動かしていないから疲れていないし、夢だけがある。
次の1時間:現実との格闘
実際に動かし始めると問題が続出した。ベッドを動かしたら壁のコンセントが隠れた。棚を動かしたら窓の開閉ができなくなった。机を別の角に置いたら、今度は照明が逆光になった。
「なんでこんなに家具って言うことを聞かないんだろう」と思いながら、汗をかいてがんばった。
最後の1時間:撤退
全部動かし終えたとき、なんかしっくりこなかった。なんか狭い。なんか暗い。なんか元の方がよかった気がする。
そして静かに元に戻した。
結果として変わったのは、机の向きだけ。これは正解だったと思う。
模様替えで大事なのは「全部変えること」じゃなくて「一箇所だけ変えること」かもしれない。3時間かけて学んだ教訓だった。